心身症の招く病【ストレスの影響を軽減して病気にならない健康生活】

心と体はつながっている

看護師

自覚も診断も難しいです

精神と身体は別のものでありながら、密接なつながりもあるのです。人は過度なストレスを受けると、身体に何らかの影響を及ぼすことがあります。例えば大切な試験の直前に、頭痛や腹痛といった症状をみせることは多くの人が経験することです。このように精神的なストレスが、原因となって身体疾患を及ぼすことを総称して心身症といいます。心身症の具体的な身体疾患としては、高血圧や胃潰瘍にアトピー性皮膚炎といった多岐にわたる症状があげられるのです。多くの場合、ストレスと疾患の因果関係を証明することは難しいです。患者本人が身体疾患には気づいても、精神的なストレスが要因とは考えない場合が多いでしょう。受診をしても、ストレスとの関連性に気付いて心身症であると診断をされないこともあります。どうして精神的なストレスが、身体まで影響を及ぼすのかというと自律神経のバランスを崩されるからです。交感神経のバランスが崩れることにより、副交感神経が不活発になります。内臓機能の活性化を機能させる役割を持っている副交感神経の働きが、鈍くなることで食欲不振や血行不良といった身体への影響がおこるのです。

周囲の理解と協力

上述した通りストレスを受けることで、食欲不振や血行不良などの影響があるのですが、これはすぐに疾患の発症原因とはならないのです。しかしストレスが持続することにより、栄養バランスが悪くなっていき最終的には身体のどこかしらに疾患としての症状がでます。ほどよい緊張感は、集中力を持続させやすいという利点もあるので悪いことばかりではないのです。しかしストレスを感じる場が持続してしまい、身体疾患の兆候を感じたら受診をすすめます。心身症の特徴は、身体疾患でありながら精神のケアも必要なことです。しかし心身症は、精神障害ではないので精神科の領分ではなく心療内科になります。身体疾患も治療しながら、心療内科での治療もおこなうのがベストになるでしょう。目に見える怪我や病気といったものは、理解されやすいのですが精神的な分野というのは理解されにくいです。精神的なものは、目に見えないので他の人間には辛さや痛みはわかりづらくなります。人によっては、仮病ではないかという誤解を受けてしまうこともあるのです。心身症の治療には、周囲の人間に理解をしてもらう必要があります。